エクステリア製品のお手入れ
門扉やポストなど
エクステリア商品のメンテナンス
アルミ製品のメンテナンス
アルミはスチールなどと比べて、サビにも強く、維持費のかからない素材です。ただ、表面に付着した汚れを長期間放置しておくと腐食の原因になります。
お手入れ方法としては、年に数回の水洗いと乾拭きだけで十分です。ただし、海岸近くでは、回数を増やしてください。
汚れが特に酷い場合は、中性洗剤をつけた樹脂性のタワシ、または目の細かい紙ヤスリで軽くこすり、汚れやサビを取り除きます。その後、水洗いし、乾拭きしてください。
※注意:
(1)お手入れには布やスポンジなどの柔らかい物を使用し、金属製ブラシ、金ベラ、スチールウール、目の粗い紙ヤスリは避けてください。
(2)小石、砂などが付着したまま表面を擦ると傷がつきます。必ず予め取り除いてください。
(3)洗剤は、中性洗剤を必ず薄めてご使用ください。
(4)角や隅に洗剤が残らないようにしてください。放置しますと腐食の原因になります。
ステンレス製品のメンテナンス
ステンレスは、鉄やアルミより耐食性に優れたサビにくい素材ですが、使用条件や環境によっては汚れることもあります。起こりがちな原因の代表が「もらいサビ」です。 これらは、早い時期なら簡単に除去でき、きれいな表面状態に戻ります。
基本的には、水拭きの後、柔らかい布で乾拭きするだけで本来の光沢を保つことができます。定期的なメンテナンスを心掛けてください。
(1)手あかなどの汚れの場合
スポンジまたは布に中性洗剤をつけてふき取ってください。
きれいに除去できない場合は、市販のステンレス用清掃薬液か有機溶剤(アルコール・ベンジン・アセトンなど)を使用してください。
(2)クリアラッカーが剥離した場合
スポンジまたは布にテトラフィドフランやトリクレンなどの溶液をつけてふき取ってください。
シンナーでも効果があります。
(3)鉄粉や潮風による点状のサビの場合
スポンジまたは布に中性洗剤をつけてふき取ってください。
きれいに除去できない場合は、炭酸カルシウム(200メッシュ以下)や磨き粉(300メッシュ)で、擦ってください。市販のステンレス用清掃薬液も効果があります。
(4)黄褐色のサビが固着している場合
硝酸の15%希釈液または市販のステンレス用清掃薬液でふき取ってください。
※注意:いずれの場合も、必ず十分に水拭きをして、薬品が後に残らないようにしてください。
木製品(ウッドデッキ等)のメンテナンス
木製品は、気候に合わせて呼吸を繰り返します(含水率の変化)から、ひび・割れ・そりが発生します。表面の塗装剤もはげてきます。
木製品には通常、耐候性に優れた木材保護塗料がすでに塗装してありますが、より長持ちさせるために1年に一度、再塗装をしてください。
再塗装には市販の木材保護塗料を購入して、ご自身で塗り替えるか、工務店に一任してください。
再塗装の手順は
(1)表面に付着した泥や汚れを水洗いして落とします。
(2)木材の表面がよく乾燥してから、木材保護材を刷毛で塗ってください。
(3)塗料が乾燥した後、重ね塗りをしますと、より効果的です。
※注意:塗膜を形成する塗料(ニス・ラッカー・スプレーなど)は絶対に使用しないでください。
門扉・フェンスなどの取り扱い方
(1)門扉
扉をむやみにゆらしたり、その上に乗ったりしないでください。扉のバランスが悪くなり、開閉できなくなる恐れがあります。打掛式のドアの場合、打掛をしたまま、扉を押さないでください。打掛が折れてしまう場合があります。
(2)フェンス
門扉と同様の注意が当てはまりますが、それ以外に、プランターや布団など重い物をフェンスに掛けないでください。アルミ、鋳物、スチールのフェンスは材質が柔らかいため、変形する恐れがあります。
(3)照明などの電気製品
電気製品は支障が起きた場合、自分で修理をしたりせず、必ず施工業者または、電気業者に連絡を取って、修理してもらってください。
植物のお手入れ
お引渡しの直後、ほとんどのお客様は「植物がもっとしっかり植わっていて欲しい」と思われるのではないでしょうか。けれど、植木に関しては将来に完成する姿(およそ5年後)を思い描いて私達は施工をさせて頂いております。そこでまず、私達が仮の姿で引き渡した植物たちを、お客様が本当に美しい形に仕上げるための、お手入れの方法を紹介いたします。
コンクリート製品などの手入れについて
植物と違って、コンクリート製品などは、引渡しの時が最も良い状態になっています。それに、それらの製品の持つ性質から、どうしても避けることのできない劣化も起こってきます。けれど、ちょっとしたお手入れひとつで長い期間、引渡し時の状態を保つことも可能なのです。
エクステリア製品のメンテナンスと取り扱い方
門扉やフェンスといった、アルミ製品ステンレス製品などの金属製のエクステリア製品、ウッドデッキやウッドフェンスに見られる木製品のお手入れ方法と取り扱いの注意点をご説明します。